どうも、WWDC19に行ったついでにサンフランシスコで食べたカニの味が忘れられない @tobi462 です。
さて、そんなわけで今年も iOSDC の CfP を快適に検索できるサービス「このすばCfP」をリリースしました!
アニメでいうなら2期という感じでしょうか。 せっかくなので、軽く開発ストーリを記事にしてみたいと思います。
今年は必要ないかも?
去年、iOSDCに投稿されたプロポーザルを快適に検索・閲覧できるサービスが欲しい、という思いから通称「このすばCfP」をリリースしました。 しかし、正直なところ今年は開発すべきかどうか迷っていました。
というのも、公式のプロポーザル一覧の検索機能が向上したため、あえて情報源を増やす必要も無いと感じていたためです。
しかし、それでも SPA で快適に閲覧できるのは利点であり、一定の需要はあるだろうということでペンギン村でPJがスタートしました。
Flutter で作ろう
そんな中、 Google I/O 2019 で Flutter の Web サポートが発表されました。これは、Flutter の技術検証をしつつ、Web / iOS / Android プラットフォームに対応した「このすばCfP」を作るチャンスではと思いました。
そんな流れから Flutter で作ろうということに決まりましたが、みんな業務で忙しかったりWWDCがあったりとで、全く進まない日々が続きました。
これは、もう今年は作らないでいいんじゃないかな、と内心で思い始めていました。
再始動
そんなこんなで、ペンギン村Slack の専用チャンネルは閑古鳥が鳴いている状態でした。
しかし、そんななか唐突に以下の発言が投下されました。
私は思い出しました。
いくつもの輝ける日々(楽しかった去年のiOSDC)
仲間との約束(今年もこのすばCfPを作ろう)
無かったことにしてはいけない
と。
そんなわけで PJ は再開されました。
開発・リリース
とりあえずお互い多忙なので、去年開発したものを流用しつつ最小限のコストで開発・リリースすることに決め、 @kamui_project 氏と土曜日に集まり、その日のうちに一気に開発・リリースしました。
iOSDC のプロポーザルを検索できる「このすばCfP」の今年版をリリースしました! #iosdc https://t.co/vmL0x0OKB7
— トビ@ペンギン村 - みんなで叶える物語 (@tobi462) June 22, 2019
ちょっとだけ改善もしています。
・検索結果の件数表示
・AND検索のサポート pic.twitter.com/mKi8GbZRIy
せっかくなので少し機能を追加したいという話もあり、去年の「このすばCfP」で不足に感じていた以下の機能も実装しました。
- 検索結果の件数表示
- AND検索のサポート
そしてデザインも、今年のiOSDCと関連性のある感じにしてみました。
ところで何が苦労したって、2人とも macOS を Catalina にアップデートしていたせいで、環境構築でいろいろ躓いたことです(苦笑)。初っ端、Python 3 のインストールに失敗したりして、なかなかしんどい感じではありましたがわりとなんとかなりました。
かむい shi より一言
最近黒猫を飼い始めて家が恋しいかむいです。
「このすばCfP」は昨年tobi shiを含めた村人数名で開発したものですが、僕は今回が初めてのお手伝いとなります。
普段アプリ開発をしていると触ることのないPythonやVue.js、Firebase Hostingを使ったデプロイなどの技術に触れられてとても楽しかったです(こなみ
今後は昨年同様採択・非採択項目も用意する予定ですでの、是非採択された際にはこのすばCfP2のスクショを使ってドヤリングして頂けると幸いです。
今年のiOSDCのテーマが「遊園地・テーマパーク」ということで、微力ながら我々も貢献できればと思い今年もリリースしました。
開演までの間、プログラムを確認するためのパンフレットとして是非ご利用くださいませ。
僕もiOSDC開催日にこれが言えるのを楽しみにしています。
おわりに
そんなわけで今年も、こんなサービスでも誰かの役に立つのなら、それはとっても素敵だなって、思う次第です。
P.S.
ところで以下のような本が発売されるみたいです。
iOSアプリ開発自動テストの教科書〜XCTestによる単体テスト・UIテストから、CI/CD、デバッグ技術まで
- 作者: 平田敏之,細沼祐介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2019/06/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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期待に応えられる内容に仕上がっているか不安ですが、本屋で見かけたら気軽に手にとってみていただければ幸いです。